一見、関係ないような病気が・・・


土田:

四十肩になる人は、かなりの確率で呼吸器系の病気になりますね。肺が弱い傾向があります。また顔面麻痺やリュウマチの人は癌になりやすい傾向にあります。

代表: それは私には良く分かります。関節や肺、癌というのは五行でいうと「金」に関わるところで、金が痛んでいる人は金に関わる場所の病気になると判断します。もちろん西洋医学的には、関係のないそれぞれの症状なのでしょうが・・・・。運命学的には「金」に関わるということで、癌の患者さんたちが、事故や怪我が多いといったことがあると思うのですが、先生はどの様に思われますか?

土田:

確実にデータをとっている訳ではないから何とも言えないけれど、感覚的にはそれもありますね。

代表: 他にも何かありますか?

土田:

肺が弱い人に関して言うと、生臭いという事があげられますね。

代表: 生臭い??それはその人の臭いがでしょうか?

土田:

そうです。すれ違った瞬間に生臭い臭いがするんです。これはもうスグにわかります。今までもそれで多くの人に病院に行ってもらいました。検査をしなさいと・・・。ほぼみんなが肺結核だったり肺疾患がみつかって早期に治療ができたと感謝されました。

代表:

それは普通の人でもわかりますか?

土田:

んーー臭いは難しいでしょうね。他のことでいうと、首にイボが沢山あると癌であったりするし、皮膚がきめ細やかだとか、みてわかるものも多いです。

代表:

性格的にはどうなんでしょうか?

土田:

まぁ、頑固な人、わがままな人なんていうのは癌になりやすいかもしれないですね。良くしゃべる人は心臓が悪いことが多いです。私もそうですけどね。

代表:

確かに運命学でも心臓に関わる五行は「火」ですから、「火」が痛んでる人は良くしゃべるし、感情をすぐに出す人が多いと判断します。実際の患者さんでもそうなってるということなんですね?

土田:

そうですね。昔の言葉に「笑いすぎると心(しん)を病む」というのがあります。笑うことは免疫力をあげるのにいいとかと言って、笑う健康法などもありますが、笑いすぎはいけません。何事も過ぎてはいけないという事です。しゃべるのも、しゃべりすぎになってはダメということです。

代表:

やはり五行の木火土金水にあたる体の場所や性格、行動などは、本当に関わりがあるということなんですね。

土田:

そうですね。だから最初にも言ったように易経を学んでおく事は、漢方やハリ・灸をやる者には大切なことなんです。

代表:

一見、関係のないような症状でも実は大きな病気の発見にもなるということですね。



司会:

普通では関係ないと思ってしまう症状も考慮に入れて診るというのが、西洋医学との大きな違いということになりますか??

土田:

そうですね。もちろん西洋医学でも原因という事は考えるでしょうが、基本的には目の前の症状を抑えることが目的です。東洋医学というのは、まずその症状の原因がどこからきているのか、体全体から考えます。

司会:

それは熱があっても解熱をしないといったことですか?

土田:

そうです。風邪をひいた場合、西洋医学では咳を止めることや熱を下げる事を考えて薬を処方しますね。でも東洋医学・・・といってもこれは私の考え方ですが、風邪はからだの中に溜まってしまった“痰”のようなものを熱で溶かして外に出させるための働きだと思っています。ですから汗と痰でできるだけ出させる。これはある意味、体の自浄作用、自然治癒力で、たまに風邪をひいて溜まったものを出すほうがいいのではないかと思います。今、デトックスなんて言葉が流行っているようですが、東洋医学では昔から排出することの大切さを言っています。

司会:

色々なところに“痰”が溜まるってことですか??

土田:

痰のようなもの・・・って事ですね。実は面白い事があるんですが気の流れが悪くなっている人を治療すると白い煙のようなものが出てくるんです。吸引のカップの中でたまって目でみえる。しばらくすると白いかすみたいなものが溜まります。これが私のいう痰のようなもので、いわゆる「邪気」の溜まったものだと思ってるんですよ。

司会:

すごーーーい。邪気が見えるなんてびっくりです!!!

代表:

病気にならないようにするには、そういう邪気をためないという事になりますか?

土田:

そうですね。今の人は気がのぼってしまってバランスが悪い。そのせいで体が冷えているんですね。冷えはすべての病気のもとです。



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麟誠鍼療院院長
土田 裕三
[ツチダ ユウゾウ]
・1941年 石川県金沢生まれ
・早稲田大学法学部卒業後、企業に勤めるも交通事故に遭い生死をさまよう。
・鍼灸などの東洋医学で救われた事をきっかけに、この道へ。
・開業後は朝7時から夜12時まで365日患者さんを診続け、その人数はのべ60万人を超える。
・西洋医学との連携でよりよい治療を目指して現在も精力的に活躍中。
著書
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