離婚もなかなか簡単にはいかない・・・


司会:

なんで結婚したのか聞きたくなりますね。いい所を見ようとしていたのかな・・・。他に、何か共通項のようなものはありますか?結婚何年後が一番多いとか・・・。

小林:

私も離婚ばかりを扱っている訳ではないので、はっきり傾向があるとまでは言えません。ただ心理学的なことでいうと、恋愛のドキドキ感が急速になくなるのが四年目からと言われます。実際にも四年目というのは一つの節目になっている気がします。

司会: 実は、運命学でも四年目というのは何事においても節目の年と言われます。丸三年とも言えますが。

代表:

一線を発すれば四線を生ず・・・と言って、始めた年を一として数えれば、四年目に結果がでると言われているんですね。次が七年目、十年目と物事の節目というものがあると考えられています。

司会: 原因と結果の法則を考えると、結婚を決めるときから違和感を持っていたのでは、離婚の危機も当然かもしれませんが、ただ、結婚するよりも離婚するほうがずっと大変に思うのですが。

小林:

その通りですね。裁判にまで行かないにしても、争う点がある場合はお互いに相手の欠点を責めてお金という形にしようとする訳ですから、エネルギーもいるし、嫌な思いをすることになります。

司会: 慰謝料の相場というのは、案外安いと聞いた事がありますが。

小林:

だいたい200〜300万といった所です。相手の浮気が原因だったとしても、慰謝料としてはこの程度です。あとは財産分与ですね。結婚期間中に形成した共同財産を分けるということですが、最近は専業主婦の方の場合でも半分半分という事が多いです。

司会: 不動産しかない場合はそれを売って分けるってことですか?

小林:

そうなりますね。結構、巷ではそういう物件も出回ってますよ(笑)

司会: 会社を経営している場合などは、株式を半分となると色々問題も起きてきそうですね。

小林:

その分の現金を用意する場合などが多いですが、金額も大きいので大変です。やはり財産分与も簡単ではありません。

代表: 養育費などはどうでしょう?支払われないケースもあると聞いた事がありますが・・・。

小林: その点に関しては、法律が改正されて将来にわたって給与の差押えができるようになったのですが、お勤め人が相手でないとそれもできませんからね。養育費の決定に揉めた事案ほど、その後の支払も不安でしょうね。

司会:

いずれにしても手続き、その他ですんなりとはいかない感じですね。慰謝料というと不倫相手を訴えるケースもあるかと思うのですが。

小林: 最近は、夫や妻でなく不倫相手を訴えることも増えてきました。

司会: 私も、不倫の相談をよく受けますが、訴えられる危険を考えておいたほうがいいといつも言うんです。気軽に不倫に走る人が多いので。

小林: 相手が憎らしいというのもありますが、自身の離婚訴訟においても戦略的に優位に立てる・・・と考えてる場合も。

司会: うう・・・怖い。訴えられたら、周囲にも知れる所となってダメージも大きいですね。変な話ですが、不倫するタイプというか何か共通項はありますか?

小林: んーー、難しいですが、女性の場合はどこか色っぽい人(笑)。派手という事ではないですが。。



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弁護士
小林 健一
[コバヤシ ケンイチ]
・1974年 静岡生まれ 大阪大学人間科学部卒業後、同大学大学院人間科学研究科(社会心理学専攻)入学。
・同大学院在学中に弁護士を志し、司法試験合格。
・岡村綜合法律事務所にて企業法務(株主総会指導等)や幅広い分野の紛争事件を経験し、独立。
・現在、西銀座法律事務所にて、訴訟・交渉案件を中心に弁護士業務を行っている。
・第一東京弁護士会所属。
著書
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